屋根修理のトラブル
普段は見えにくい屋根ですが、ご自身のお住まいを大切に守っていくために、屋根修理は必ず必要になるものです。
屋根修理によくあるトラブルの1つが雨漏りがしてきて初めて気にする方が多くいらっしゃいます。
雨漏りがしているということは、屋根に問題が発生しているということです。
どんな症状が出てきたら、屋根の修理を頼んだらいいのかお話します。
雨漏りが発生している原因
・屋根材のヒビ割れ【瓦、コロニアルなど】
ヒビ割れた瓦やコロニアルなどの箇所から雨水が侵入し雨漏りが起こってしまう
・屋根材のズレ
ズレた瓦やコロニアルなどの箇所から雨水が侵入し雨漏りが広がってしまう
・漆喰(しっくい)の剥がれ落ち
瓦屋根下の漆喰が劣化して剥がれ落ちると、そこから雨水が侵入し雨漏りになってしまう
・棟の釘浮き・崩れとコーキングの剥がれ
木材下地に釘を打ってある所が経年劣化により釘の緩みが起こる、台風などの強風で棟が浮いてしまい隙間の釘穴から雨水が侵入し雨漏りになってしまう
また、ネジや釘の打ち付け箇所、板金同士の継ぎ目のコーキング剤が剥がれてしまい、そこから雨漏りが起こってしまう
屋根の修理の内容
屋根修理といっても屋根工事には、種類があります。
・棟板金の修理
・漆喰の修理
・屋根材の取り替え
・野地板の張替え
・ルーフィング(防水シート)の張替え
以上の屋根修理は一部の部分修理ですので、屋根全体になれば屋根のリフォームということになります。費用的にも高額になります。
戸建てとマンションの屋根修理の違い
一戸建てとアパート、マンションの屋根修理は、そんなに違いはありませんが、アパート、マンションは屋根の長さが広いために一戸建てより屋根の修理費用は高くなります。
屋根の修理後に起こるトラブルもあります
・不十分な修理による再発
修理業者に一度雨漏りを修理してもらった所が再発するケースです。
板金を取り替えた釘穴から雨水が侵入してきた、雨水が別の所にたまって建物の中に侵入してきたりなどコーキングが十分でなかったり、雨水の通り道を埋めてしまったことで発生する場合があります。
・近隣トラブルに発展する場合も
屋根工事は大がかりな物になると足場を組んだり車両の出入りや騒音で近隣の方に迷惑をかけるかもしれません。
業者だけでなくご自身も同行して挨拶をや説明をするなどの対応をしましょう。
・追加料金の発生
見積で修理内容をしっかりチェックして、契約内容以外に修理するところがないか雨漏り調査をやってもらい雨漏りの原因を特定しておくことで防ぐことができます。
また、屋根修理の保証の対象外になる場合もありますので契約前に保証期間や保証内容を確認するようにしてください。
・火災保険で屋根修理は無料でできる?
台風や強風で屋根が壊れたり、雨漏りが発生した場合、火災保険に加入されている方は、損害費を受け取ることができます。
自然災害の被害にあった場合は、火災保険会社から保証金が出ます。
ただし、保証内容によっては、保証範囲以外の工事が発生してしまうと追加料金がかかりますので注意が必要です。
また、火災保険で無料で屋根修理をします、とオーバーにセールスしてくる業者に依頼してしまうと補償額の範囲内しか修理をしてくれなかったり、別途、高額な追加料金をいってきたりするので屋根修理の依頼は優良業者に頼んでください。
修理の後に施工中の写真などを報告してくれたり、修理内容の施工完了報告書を出してくれたりする業者もあるので、そのようなアフターフォローが手厚いかどうかも、信頼して任せられる業者を選ぶ判断材料の1つです。
なお屋根修理屋さんは、ネットで探すことも可能です。
見積は、無料で出来たりしますので、相見積りを数社からもらう事ができますがトラブルには注意したいものです。
ちなみに、私が探して選んだ修理業者はこちらです。
屋根修理のトラブルに遭ったときは
1人で悩まずに消費者センターや国民生活センターなどの公的機関に相談することをおすすめします。
消費者保護の立場で弁護士などが無料で相談にのってくれますので安心して相談してみてください。
信頼できる屋根修理業者を選ぼう
優良な屋根の修理業者は、しっかりとした見積書を出してくれますし、写真や現物で丁寧に説明してくれます。もちろん近所への配慮も忘れません。
さらにトラブルが発生した時にすぐにかけつけてくれたりとアフターフォローもちゃんとしていますので安心して屋根修理を依頼できます。
突然訪問してきて、今なら値引きキャンペーン中だとごり押ししてくる、火災保険で無料で修理が出来ると言ってくる、定期点検を装い屋根に登ろうとするなどの業者は悪徳業者が多いので用心してください。